吹上浜フィールドホテルから車で約20分。東シナ海に面した美しい吹上浜と、豊かな自然が広がる日置市。初夏の田園風景を横目にドライブを楽しみながらたどり着くのは、心ときめくクリスタルガラスとキャンドルのお店『玻璃と灯り』。自分用にも、旅のお土産選びにもぴったりの、温かみのある素敵なお店をご紹介します。
古き良き佇まいが魅力的な『玻璃と灯り』

2021年3月、前岡さんご夫婦が開店した『玻璃と灯り』。クリスタルガラス作家の旦那様とキャンドル作りを担当する奥様の千穂さんが二人三脚で始めたこのお店は、唯一無二の作品を通して、訪れる人々に心の安らぎと癒しのひとときを提供しています。

昔の暮らしの面影を残しつつ、例えば障子に和紙を使わず、自然光がダイレクトに注がれることで、開放感あふれる空間に生まれ変わりました。
クリスタルガラスの展示スペースは、二・三段と下がっていて、素足で土間に降りたような涼しげな雰囲気が漂います。器を見つめながら、「今夜のごちそうは何にしよう?」と、つい考えてしまうような、そんな魅力が感じられる場所です。

時間を忘れて長居したくなるような、どこか懐かしく、温かな灯りに包まれた店内で、心を落ち着けながら、じっくりと作品たちを楽しむことができます。
「玻璃と灯り」をはじめたきっかけ

そんな心温まる癒しの空間『玻璃と灯り』。
奥様の千穂さんにお店を始めたきっかけを伺うと、意外なお話が聞けました。

「キャンドルは趣味で独学から始めたので、まさか自分が開業することになるとは考えていませんでした。主人がクリスタルガラスの工房を作ることになり、キャンドルのお店も一緒にやらないかと誘われたのがきっかけで、本格的にキャンドルを作ることになりました。」

最初は趣味として始めたキャンドル作り。
家庭教育学級や地元のイベントに出店し、次第に、キャンドル作りに関する専門的な知識や技術が必要だと感じるようになった千穂さん。
「このまま独学のままでは自信を持つことができないと思い、日本キャンドル協会の認定資格を取得することに決めました。とは言っても、子育て真っ只中だったので、自分にお金を使うことに迷いがあり、直前まで本当に悩みました。しかし、受講を決断して、取得した今では、間違いなく『人生の分岐点』だったなと思います。」
千穂さんは約2年をかけて、日本キャンドル協会の認定資格を取得。

「キャンドルの制作の幅や知識が広がり、学ぶたびに感動やワクワクでいっぱいになりました。そのおかげで、自信を持ってお店を開業することができました。」と、笑顔で話す千穂さん。
家族と仕事に向き合いながら、確かな一歩一歩を踏みしめてきた千穂さんだからこそ、作り出せる温かな空間なのかもしれません。
同じものはふたつとない、クリスタルガラスとキャンドル

店内に展示されているクリスタルガラスの作品は、一つひとつが繊細で、透明感のある輝きを放ち、自然光が差し込む空間にぴったり。見た目からも分かるように、丸みのある形で、光の屈折が色々な角度から見て楽しめます。

千穂さんが手がけるキャンドルは、どれも個性豊かで、花びらをまとったものや、ジェルキャンドル、おいしそうなプリン型やカヌレ型など、見ているだけでワクワクするような魅力的な作品ばかり。あれもこれも、欲しくなってしまいますね。

春夏秋冬、いつ訪れてもほっと癒されるディスプレイ

季節や時間によって光の入り方が変わるので、訪れるたびに違った魅力を感じさせてくれます。
取材の日はあいにくの雨でしたが、店内ではキャンドルの柔らかな灯りが照らし、しっとりとした雰囲気を楽しむことができました。

千穂さん曰く、雨の日は、キャンドルの灯りの周りに光の輪が見えることもあるそうですよ。
「玻璃と灯り」でキャンドル作り体験

「玻璃と灯り」では、事前予約制でキャンドル作り体験もできます。自分だけのキャンドルを作りたい方は、ぜひ「玻璃と灯り」のInstagramをチェックして、体験内容や予約情報をご確認ください。

以上、日置市日吉町にある、クリスタルガラスとキャンドルのお店、「玻璃と灯り」のご紹介でした。
緑に囲まれた、自然いっぱいの場所で、ぽつりと佇むかわいらしいお店。店内に入ると、千穂さんが明るい笑顔で迎えてくれます。
皆さまもぜひ、行かれてみてくださいね。
【玻璃と灯り】
営業日は公式Instagramを要チェック✔︎
@hari.to.akari
鹿児島県日置市日吉町日置10827-2-1
Googleマップ検索をおすすめします🔍
吹上浜フィールドホテルのお土産コーナーにも、玻璃と灯りのキャンドルが販売中です♪
近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りくださいませ😉