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2024/10/31

【いちき串木野】秋に行きたい紅葉スポット「冠岳」の魅力、中国風庭園や公園散策で秋を満喫

11月は紅葉シーズン。いちき串木野市にある「冠岳(かんむりだけ)」は、県内外から多くの観光客が訪れる有数の紅葉スポットです。山全体が黄色に色づく中、真っ赤なもみじが映え、まるで絵画のような美しさを堪能できます。中国風庭園「冠嶽園(かんがくえん)」からの紅葉の眺めや、自然豊かな公園でのんびりと散策も楽しめるため、この秋の行楽先としておすすめです。

「冠岳・冠嶽」とは?

方士・徐福の石像

冠岳は、古代山岳仏教の発祥地の一つとされ、秦の始皇帝の命を受けた方士徐福が不老不死の仙薬を求めて渡来した際に、冠を解いてこの地に捧げたことから「冠岳」と名付けられたと伝えられています。

冠岳は西岳・中岳・東岳からなり、主峰の西岳は標高516m。紅葉シーズンには、登山客でにぎわう人気のスポットです。

冠岳神社

冠岳神社は、冠岳熊野三所権現のひとつ。祭神はスサノヲノミコト(クシケノミコト)。「串木野」の由来となった説もあるそうです。

紅葉の絶景を楽しむ中国風庭園「冠嶽園」

冠嶽園内の様子

冠嶽園は、冠岳の風景を表現し、方士・徐福の伝承を再現するために頂峯院跡地に設けられた中国風庭園です。いちき串木野市と中国南部地域との友好を深める思いも込められています。

冠岳の縮景

園内には、冠岳の景色を映し出す築山や、東シナ海を表現した池、「渡萊橋(とらいきょう)」などがあり、さまざまな角度から紅葉を楽しめます。また、パンフレットの番号通りに歩いていくと、徐福が仙薬を探し求めた道のりを少しだけたどる気分が味わえるかもしれません。

八蓬閣の中から庭園を眺めることも

八角形の建物「八蓬閣(はっぽうかく)」内からも紅葉を楽しめます。館内には中国の書物や絵画が展示され、中国から運ばれた椅子や机が並び、朱色の窓から眺める鮮やかな紅葉が印象的です。中国文化に触れながら紅葉を眺められる、学びの場にもなっています。

中国の書物や絵画
中国との交流記録や写真展示なども

地図を片手に花川の「年代橋」を巡ってみよう

地元管理人の手づくりマップ

冠嶽園内で散策マップをもらうことができます。初めて訪れた方でもわかりやすく、冠岳の歴史に触れながら楽しく散策できます。

花川の下流から上流に向かって架かる10本の橋を「年代橋」と呼び、下流側から「10代橋」「20代橋」…と続き、最後は「100代橋」まであります。

30代橋(昇竜橋)若者の成長を祈願した二匹の龍がモチーフ

この橋は、方士・徐福が橋をひとつ渡るごとに不老不死の仙薬を求め、霊峰・冠岳に近づいていったという伝説に基づき、健康に年代を重ねて「仙人のような長寿を得る」という物語を表現しているそうです。

80代橋(天寿橋)人生の関門、仙人世界への入り口

それぞれの橋に込められた意味を感じながら、一歩ずつ進んでいくと、年代橋を歩くひとときがより特別なものになるかもしれません。

公園内でちょっとひと息も

花川砂防公園

花川砂防公園のシンボルは、中国交流の象徴「望嶽亭(ぼうがくてい)」。中国で設計・施工された本物の中国建造物で、その繊細な技術を間近に見ることができます。

散策の休憩は、自然に囲まれた静かな公園でひと息つくのがおすすめです。近隣にはカフェなどもありますよ。

冠岳のシンボル、日本一の徐福像

公園内にある徐福像

冠嶽園の駐車場から車で約10分の場所にある冠岳展望公園(徐福公園)は、東シナ海を望む絶景スポットです。ここには、日本一の高さを誇る6メートルの石像・徐福像が立っています。

徐福が感動したと伝えられる、いちき串木野市の美しい景色や豊かな自然を、ぜひ心ゆくまで堪能してみてください。

徐福像の視線の先に見える景色

以上、冠岳の紅葉おすすめスポットのご紹介でした。

吹上浜フィールドホテルからは車で約20分。この秋のドライブやデートなどにぜひ、お立ち寄りください。

【冠嶽園】

開園時間)9:00~17:00

休園日)毎週月曜,祝日の場合は翌日,12/29~31

入園料)無料

※園内での飲食。喫煙はご遠慮ください。

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